2010-03-19(Fri)

「源氏物語」受講終了によせて

1年間の「源氏物語」の受講を終えて、私の「源氏物語」をふり返ります。
初めて買った「源氏物語」は与謝野晶子訳(全3巻)でした。通読する人の少ない理由のひとつの世界最長文学ってことは、読み始めようとした時点で覚悟するはず。もちろん私も覚悟はした! 全巻まとめ買いです。で、次なる理由、登場人物が多すぎ&名前が変動して覚えられないってとこ、そこは自分を騙し騙し読み進む。ただどうしても馴染めなかった・・・それは当時まだ今より読解力のない私にとって、与謝野訳が現代語に見えなかったこと。古文かってくらい難解!結局途中で断念。
その後10年以上放置していたら、2008年の千年紀がきました。あんまり耳にするので再挑戦を思い立ちました。(岩波文庫の赤本・復刻版で)多少は読解力も鍛えられたようで、さくさく読めます!そしてあまりの面白さに止まらなくなり、とうとう読破しました!
しかも今はネットがあります、かなり助けてもらいました。解説本も読み重ね、こんなに感心持ってるならもう一回読もう!と思い、瀬戸内寂聴訳(全10巻)を読破。他にも読み比べるために、橋本治訳と谷崎潤一郎訳をつまみ読み。
良くも悪くも、与謝野訳は力強い、寂聴訳は分かりやすい、潤一郎訳は奇麗、が私のイメージです。橋本訳は好みじゃない。あと小泉吉宏のマンガには感動しました。

講座の林和清先生に(最後のお食事会で)誰の訳が好きか聞いてみたところ、よく聞かれるけどよく分からないとのこと。「現代語訳読んだことないですね」って、ステキすぎです。でも私の疑問には答えをくれました。
全文が紫式部の作と思っていたか、そこが与謝野訳と寂聴訳の決定的な違いと私は感じました。与謝野訳には源氏物語の最後・宇治十帖への愛情を感じなかった、寂聴訳はむしろ宇治十帖に深い思い入れを感じました。で、林先生の講義からも後者の感じを受けたので、この違いは時代背景なのかと考えました。
正解! 与謝野晶子の時代では紫式部の寿命は30代後半と思われていたそうです。だから54帖を書けるわけがない。でも今は研究が進んで50代まで生きたと考えられていて、晩年成熟した筆で宇治十帖が生まれたというのが通説だそうです。

また、林先生は登場人物の中で女性では紫上が好きだそうですが、男性では?と聞いてみました。だいぶん悩んで「桐壺帝かなぁ」との答えでした。先生は桐壺帝はお見通しだったんじゃないかと思うって。深い! 
ちなみに私は光源氏も好きだけど、冷泉帝と横川僧都が好きです。女性は誰だろう・・・うーん総角かなぁ、融通のきかない頑固なとこが憎めない。

長い長い物語だけど、絶対他の物語では味わえない感動があります。これだけの登場人物を書き分けるだけでなく、その和歌を書き分けるところ、しかもそれぞれの成長していく和歌、凄すぎです。
「源氏物語」に出会えて本当に良かった!!この講座に出会えて本当に良かった!! 一旦「源氏物語」探求は終わりましたが、ゆかりの地もいっぱい行きたいところがあるので、これからも時々触れたいです。

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No title

すごいねー♪
やり遂げた感ありありやねー♪
とりあえず、お疲れ様かな?
源氏物語もそんなすごい話しなんやて
全然、まったく知りませんでした・・・
読んでみたいとは、まったく思いませんが、
読破したなら・・・かいつまんで、教えてくれ!
って、思わず、楽してしまいたい自分がいます。
感動もうすうすやろうけど、知りたいやーん?
なんか、そんなすごい話しやったら、首つっこんでおきたいやーん?・・・・進歩ねーな☆
とりあえず、楽しかったみたいやし、いい時間を過ごせたんやね!お疲れさん♪

No title

うん、本当やったー!!って感じ。人物相関図をソラで書けるくらいの入れ込みようよv-218
もちろん解説はお安い御用♪ ていうか多分ウザイくらい熱く語るからいやがると思うv-291v-356
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あいこberry

Author:あいこberry
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フレンチのフルコースも
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