2009-08-17(Mon)

神戸文化ホール・『METライブビューイング・蝶々夫人』

神戸文化ホールへ映像上映の「蝶々夫人」を見に行きました。
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私の「蝶々夫人」との出会いは「ある晴れた日に」という曲でした。
早乙女太一の舞踊ショー「千年の祈り」や「わらべうた」の中で、花魁の登場シーンで使われています。といっても、オペラ知識なしなので、曲名やオペラのあらすじを知ったのはもっと後でした。
偶然行ったリサイタルでソプラノ歌手が歌って、パンフにあらすじが載っていました。以来オペラ「蝶々夫人」が気になっていました。
この映像上映作品は、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で、しかも今年上演された新作です。中国出身のデザイナーが衣装を担当していたり、子役に人形を使ったりと、斬新な感じです。面白そう!早速友達を誘いました。

開映前に、メトロポリタン歌劇場の客席から舞台の幕を見ているような映像が映ります。客席は幕間の休憩時間にも映し出されます、本当に客席に仲間入りしている気分になります♪

第1幕
明治時代、長崎には大勢のアメリカ海軍が上陸していて、そのうちの一人仕官ピンカートンは蝶々さんと結婚することにしました。蝶々さんは、没落した武士の家に生まれ芸者になった15歳。「とうが立った」と言われていましたが、世間知らずなお嬢さんという感じで、この結婚に真剣です。父から譲られた小刀(切腹用)を見せたり、誰にも言わず改宗してキリスト教徒になったと打ち明けたり、本当に懸命です。一方ピンカートンは軽い気持ちで楽しんでいます、改宗を怒って乗り込んできた親戚を威勢良く追い払います。
大道具は舞台奥の大階段と障子のみ、シンプルな舞台です。結婚式という華やかな内容も何枚もの障子が家の扉や部屋の入口を表現するだけ、それがかえって舞台の世界に引き込みます。
蝶々さんや下女スズキを演じるオペラ歌手がすっっごく立派な体型です。婚礼衣装(白振袖に赤帯)の蝶々さんが長襦袢姿になって、ピンカートンとの夜を迎えるシーンはツッコミどころ満載です。襦袢の脇の紐をピンカートンが解いていくセクシーなシーンの後、肌襦袢?(ネグリジェ?)姿の蝶々さんをピンカートンが後ろから抱きしめる・・・腕がいっぱいいっぱいです 最後のお姫様だっこがまた笑えます・・・

幕間は出演者や演出家のインタビューなど特典映像が見られます。ピンカートン役の「彼には青春なんだよ」とか、スズキ役の「いつも蝶々さんの傍にいる彼女に感情移入する」とか、演じる側からの解説がとってもいいです!

第2幕
結婚式の3年後、アメリカへ帰国したピンカートンを蝶々さんは一途に待っています。お金も底をつこうとしていて、帰ってこないのではとピンカートンを疑うスズキに蝶々さんが「ある晴れた日に」を歌います。ある日船が近付いて彼が来る、でも迎えに行かない、「蝶々さん」と呼んでも丘の上に隠れたまま、再会した途端死んでしまわないように・・・あなたは心配しておいで、私は信じて待つから  そこへ領事シャープレスがピンカートンからの手紙を持ってやって来ます。先走って喜ぶ蝶々さんにシャープレスは話を進められません。裕福な士の求婚を受けてはと言います。他からも離婚されたと言われたり、子供は誰が父親か分からないと噂を流されたり、蝶々さんには辛いことばかり。そんな中、ピンカートンの所属艦が入港します。蝶々さん・スズキ・子供は大喜びで家中を花で飾り、婚礼衣装に着替え、3人並んでピンカートンを待ちます。
初・オペラ「あの晴れた日に」は本当に感激しました インタビューで2幕の蝶々さん役は出ずっぱりなのでソプラノ殺しと言われていると言っていましたが、本当にずーっとずーっと歌っていました。声量がすごい!気迫がすごい!引き込まれます!
子役の人形は文楽を真似たらしくとっても表情豊かです、最初は人形がというより黒子が・・・でも話が進むと黒子に気が反れなくなってきます。寝ずの番でピンカートンを待つ蝶々夫人が膝枕をすすめたが断り、起きて待つはずが眠たくなり蝶々さんの脇に寄り添って寝付く仕草はすごい!!
もうけっこう泣きそうです・・・

第3幕
ピンカートンが現れないまま朝になり、スズキは蝶々さんに休むよう言います。スズキの元へ、シャープレスがピンカートンとその妻を連れてやって来ます。ピンカートンにとっては蝶々さんは一時的な現地妻、その認識が蝶々さんと今もまだ違っているとやっと理解して、その場から逃げ出します。蝶々さんは喜び溢れて登場しますが、待っていたのはピンカートンではなくその妻ケイト。子供を引き取りたいという申し出に承諾し、一人になった蝶々さんは父から譲られた小刀で「名誉のために」と自害します。
スズキ・ピンカートン・シャープレスのそれぞれの心情を歌う三重唱が本当にすごかった!スズキは子供の将来のために、蝶々さんに伝える役を引き受ける。だけどどうか二人きりにして伝えさせて、というスズキの優しさに感動しました。
蝶々さんがケイトに結婚を祝福し、子供を渡すからピンカートンに丘の上に来てと伝えてというシーンでもうぼろぼろ泣いていました。最期のシーンの演出はオープニングにリンクされていて、1幕の面白さを完全に忘れてまた泣けました。

幕が下りてスタンディングオベーションのメトロポリタンの客席が映って、一緒になって拍手。映像だけど本当に見応えありました!!

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No title

全然知らないお話だったけど
文章だけで、オイラもみてみたいと、思ったよv-392
そなたのブログは、読みやすくてよいよのぉ~♪
文才ありよのぉ~♪v-424

No title

hoku・・・超うれしいコメントありがとうv-406
特に食事関連以外は見にくくていいかと思って行間開けずに読みにくいのに、読んでくれただけで嬉しいよv-344 なのに・・・ありがとうv-415
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あいこberry

Author:あいこberry
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